*参加申込書 [#kc580231] 参加者情報を記載する「エントリーシート」と機体情報を記載する「基本設計書」から構成される。~ 基本設計書の内容を審査対象とした「企画賞」もある。~ ~ 「所定の情報を指示された書式で提出する」ことが必要なので、参加者側の気持ちや判断で記載内容を省いたり形式を変更したりしてはいけない。~ 毎年面倒でもキッチリ書くことが大事。 **エントリーシート [#v13bbcb9] 参加者の情報書き込むだけ。~ NGになるのは次のような場合。 -''必要人数(&color(red){2〜4人};)分の情報が記入されていない'' -''&color(red){他のエントリーシートと同じ人物を登録している};''~ 他のチームとメンバーが重複している場合は両チームともアウトになる可能性がある。~ -''明らかに実在しない人物の名前(漫画・小説等の登場人物名)を登録している'' -''指定されたファイル形式で出していない'' **基本設計書 [#n2798846] 機体の構想図。競技規則第3章参照。~ 手描きでも3D CADでも良いが、必要な項目が書かれていないとNG。~ NGの場合は注意(審査結果の欄にお小言が書かれるが予選から参加可能)または再提出(8月上旬に不備を修正して再提出)、最悪は却下(予選前日の実機審査会送り)。~ ~ よくあるNG理由は次の通り。~ -''必要事項が書かれていない。''~ 寸法やモータの種類等&Color(red){「絵を見ればわかると思って書かなかった」};パターンが毎年発生している。~ 以下はよく耳にする泣きごとだが、ルールなのだから仕方が無い。 --縦横の寸法が描いてある→それと比較すれば高さは規定内に見えると思って書かなかった --ルールで380モータと指定されているからモータの機種はわざわざ図中に書かなかった --ルールでLiPo禁止だからバッテリーの種類(LiFe、NiMH等)をわざわざ書かなかった --どこかには積む&まだ積む場所が決まってないから受信機は書かなかった -''必要事項には触れてるんだけど書かれてる数字や単位がルールに合っていない''~ 重量だと3''&Color(red){.};''000gとか3300&Color(red){kg};」とか、寸法だとmmとcm間違えたりとか。 重量だと「3''&Color(red){.};''000g」とか「3300&Color(red){kg};」とか、寸法だとmmとcm間違えたりとか。 -''アームや足の軌道が描いてない''~ ここがこっちに動きます、という矢印をちょっと描いておくだけでも全然話が違っている。~ 逆にリンクの図からどう動くか読んで、というのは無理(審査員は技術者とは限らない)~ -''「去年と同じ」「●●(他の機体)と同じ」等、他の省略(横着)''~ 一般的な内容・用語の類を除けば、自分の資料だけで必要な情報が揃っている必要がある。 -''指定された書式/ファイル形式に合っていない''~ 機構の説明がしやすいからといってGIFアニメや動画の類で送るのも不可。~ ~ ~ 必要な要素ごとに説明した方が分かりやすいこともある。~ 以下、タテツキタロウ19の場合を例に紹介。~ ~ -&color(red){''ロボットの全体イメージが分かる図''};~ 一部の機構だけでなく、組みあがった全体が見える図。~ 上面図、側面図等を使い、どこに何が配置されているかも描く。~ ~ スタート時だけ特殊な姿勢(倒立させる等)をとることでサイズ制限に収まる場合は、そのときの姿勢も描いておく。~ ~ モータや受信機等、メーカーなどが規定されている場合はそのことも書く。~ (単に「モータ」ではなく「脚用の380モータ」と書くなど)~ ~ ----~ #ref(tarou19_entry_ROBOT.png)~ ----~ ~ -&color(red){''脚構造とその動作が容易に理解できる図。''};~ 脚機構の駆動リンクがどこで脚先がどう動くかを描く。~ 一枚の画像上に駆動リンクと脚先の軌跡を矢印等で記載するとか、連続写真の要領で描くと良い。~ ----~ #ref(tarou19_entry_LEG.png)~ ----~ ~ -腕構造とその動作が容易に理解できること。~ また、その図で地面から20センチメートルの高さを通過する機構であることが分かること。 -ロボットのスペック。 **余談 [#k8e6c27b] -大会の参加者一覧はエントリーシートの申込順で決定される。~ 選手宣誓は抽選会でA1を引いたチームが担当。 -毎年提出期限ギリギリに駆け込みで書類を出すチームが多く、運営が結構苦労している。~ -とりあえず適当に絵貼り付けといて実機審査会行き→実機審査何か余裕でクリアしてやるぜ!的な戦略?を取るチームもあるが、本来的な目的からすると好ましい行為ではない。